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今日は工法の種類とそれぞれのメリット、デメリット、おおよその工期について書こうと思います。
工法には大きく分けて6種類あります。
● 木造在来軸組工法
● 木造枠組壁工法(2✕4工法)
● 木造金物工法
● S造(鉄骨工法 重量鉄骨造/軽量鉄骨造))
● RC工法(鉄筋コンクリート工法)
● プレハブ工法
それぞれの特徴、メリット、デメリット、工期の目安については下記の通りです。
● 木造在来軸組工法 | |
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特徴 | 現在日本で一番多く採用されている工法。(平成26年度国交省 構造別 建て方別 都道府県別データでは大阪府 持家一戸建て20,914戸の内、木造採用率は89.7%) 基礎と土台を緊結させ、壁面は筋交いや面材、耐震金物を用いて揺れを受け止める剛構造になっています。 |
メリット | 他の構造と比較して、構造上の制約が少なく、開口部も広く取ることも比較的容易。 将来的にリフォームなども行い易い。 柱や梁の現し、真壁造りなどの木の良さを活かせる。 狭小敷地、変形敷地にも開放的なプラン・個性的な設計がしやすい利点がある。 |
デメリット | システム化された工法に比べると工期がかかる。 実際に施工する職人の技量によって品質にバラツキがあるため現場管理をしっかりする必要がある。 |
工期 | 90~150日 |
● 木造枠組壁工法(2✕4工法) | |
特徴 | 欧米では一般的な工法。材の断面寸法が2インチ✕4インチ(38×89mm)の規格化された材と構造用合板で構成される。 継手・仕口などの高度な加工技術は必要がない。 床・壁・屋根が一体となったモノコック構造であり、地震などの外力を建物全体で受け止めるため 力を分散させることができる。 |
メリット | 構造としての構成地震に剛性を持たせているため台風・地震に強い構造となっている。 |
デメリット | 構造性能は優れているが、軸組工法と比較すると、プランの自由度は少なくデザイン上の制約を受ける。 大規模なリフォームは困難。 |
工期 | 80~120日 |
● 木造金物工法 | |
特徴 | 在来工法では継手、仕口による接合に対して、金物工法は構造金物(ドリフトピン)で緊結しています。 |
メリット | ほぞ穴加工時による断面欠損が少ない。 材木は集成材を使用することが前提となるため接合強度の平準化が図れる。 在来工法にはない大空間が実現することができる。 |
デメリット | 施工性の悪さ(ドリフトピンを正確に打ち込む必要がある) 構造体を固めるのに外壁全体に構造用合板を張り補完する必要がある。 一般化しなかったのはこうした施工性の悪さとコスト高による。 |
工期 | 90~120日 |
● S造(鉄骨工法 重量鉄骨造/軽量鉄骨造) | |
特徴 | 主要構造部に鋼材を用いて組み立てる構造。木造に比べると建物寿命が長い。 ●重量鉄骨造/製鉄メーカーで品質管理されJIS規格品でもあるため、強度や性能が均一で安定している。 木造と比べると柱数を少なくすることが出来る。ラーメン構造の場合、耐力壁が不要なため間仕切自由度が高い。 店舗併用住宅、中層の集合住宅に採用される。 ●軽量鉄骨造/重量鉄骨と同じく品質管理している。住宅などの小規模建築に採用されており工期も短い。 重量鉄骨とは鋼材の厚み(6mm未満の鋼材)や形状が違う。 |
メリット | 木造軸組やラーメン構造の場合は木造軸組と変わりなく比較的プラン自由度が高い。 柱や梁で構成されているため、開口部を大きく確保できる。 |
デメリット | ●重量鉄骨造/木造に比べて重く、地盤耐力が弱いと地盤改良工事をしないと建てられない。建築コストが高い。 ●軽量鉄骨造/工場である程度ユニットパネルを組み立ててから建設地に搬入するため、道路が狭いと搬入困難となり工期が長くなるか、この工法自体が採用出来ない。 鉄骨工法は鋼材が熱・錆に弱く、耐火被覆材・防錆処理・メッキ塗装が必要となる。木造と比べてコストが3割程 |
工期 | 80~120日 |
● RC工法(鉄筋コンクリート工法) | |
特料 | 鉄筋がもつ粘り強さ引っ張りの強さ、そしてコンクリートが持つ圧縮強度の強さ、それぞれの良さを併せた構造。 鉄筋は火に弱く錆びやすいが、コンクリートが周囲に充填されることにより火災・錆の発生を防いでいます。 |
メリット | RC造は流動性のあるコンクリートを型枠に流し込んで成形するため、比較的自由に形が作れる。 耐久性、強度も非常に強い。 |
デメリット | 他の工法と比べると建物重量があるため、地盤耐力が弱いと地盤改良工事が必要になりコスト高となる。 狭小地、変形地では施工不可の場合がある。 結露しやすいため、断熱工事が必要。 |
工期 | 210日~250 |
● プレハブ工法 | |
特徴 | 部材をあらかじめ工場で生産、加工、建築現場で組み立てを行う工法。 構造体の部材によって、木質系プレハブ工法、コンクリート系プレハブ工法、鉄骨プレハブ工法、アルミ系プレハブ工法に分類される。 1959年、大和ハウス工業が建築確認申請が必要の無い10㎡以下の”ミゼットハウス”をいう軽量鉄骨プレハブ住宅を販売開始。 |
メリット | 工場である程度生産されているため、工期の短縮が得られる。 施工品質が均一化されている。 |
デメリット |
プレハブ工法は加工を行う工場が必要。ある程度の販売規模が必要となる工法。 |
工期 | 60日~90日 |
ご紹介した中でも色々な工法と特徴、材質の違いがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
これから永くお住まいになる棲家なので、ご自分の希望にあった工法を選びましょう。
建築コーディネートサポート大阪では、登録建築会社から
それぞれ工法に対応している会社に入札参加して頂くので工法が自由にお選び頂けます。